英語学習

「〜も」・「〜しか」は英語でどう言うの?【数量・期間・程度の強調表現】

本を読むアメリカ人の女性

会話の中でよく「~もの」とか「~しか」など、数量・期間・程度を強調する言い方って結構しますよね。
「今週は本を10冊も読んだ」「洋服代に10万円も使った」「ゲーム発売日に5時間も並んだ」など、とにかくよく使う表現ですよね。
では「〜も」は英語ではどう表現するのでしょうか?
この記事では色々な例文とともに使い方をご紹介します。

「〜も」と「〜しか」の英語はこれだけ:『as ~ as』を使う

「〜も」と「〜しか」の英語はこれだけ:『as ~ as』を使う

「~も」「~しか」と表したい数字や程度を多く、または少なく強調して伝えたいときは簡単!
『as ~ as』を使い、意味に応じてasとasの間に入れる形容詞や副詞を変えていくだけです。
色々な事例を項目別にまとめてみました。

「〜も」・「〜しか」の数量に関する強調英語表現

「〜も」・「〜しか」の数量に関する強調英語表現

数量の多さ・少なさを強調する場合、数えられる名詞か数えられない名詞かで用いる形容詞を区別します。

数えられる名詞の多い、少ないを強調

数えられる名詞の「多さ」を強調したいときはmanyを、「少なさ」を強調したいときはfewをasとasの間にはさんで表現します。

例文:I often read as many as 100 books in one month.
訳:私は1ヶ月間で100冊もの本を読むことがよくあります。

例文:The program is intended to be completed in as few as one year.
訳:このプログラムはたった1年で終了できるように作られています。

数えられない名詞の「多さ」を強調したいときはmuchを、「少なさ」を強調したいときはlittleを同じようにasとasの間にはさみます。

例文:I earn as much as ten thousand dollars per month.
訳:私は月に1万ドルも収入があります。

例文:She eats as little as 100 calories a day.
訳:彼女は1日に100カロリーしか食べません。

「〜も」・「〜しか」の時間に関する強調英語表現

「〜も」・「〜しか」の時間に関する強調英語表現

時間には長さ、短さを強調する場合と、早さ、遅さ、近さを強調する場合が考えられますね。

長さ、短さの強調

長さの強調はlong、短さの強調はshortsoonを使います。

例文:I was waiting in line for as long as five hours to buy a new game.
訳:私は新しいゲームを買うために5時間も列に並んで待っていました。

例文:The meeting could be as short as ten minutes.
訳:会議はほんの10分ぐらいだよ。

例文:You can see results in as soon as two days.
訳:結果はたった2日でわかるよ。

早さ、遅さ、近さの強調

時間の早さの強調はearly、近さの強調はrecentlyを、また遅さの強調はlateを使います。

例文:This plan started as early as in 2000.
訳:この計画は早くも2000年に始まりました。

例文:I met her as recently as last week.
訳:私は彼女につい先週会ったばかりです。

例文:He told me about quitting his job as late as last week.
訳:ようやく先週になって彼は仕事を辞めることを私に話してくれた。

その他の「〜も」・「〜しか」の程度を表す言葉の強調英語

その他の「〜も」・「〜しか」の程度を表す言葉の強調英語

強調する内容に合わせて色々な形容詞、副詞が使えます。
ここでは上記以外の色々な例文を見てみましょう。

例文:Their car can go as fast as 150 kilometers an hour.
訳:彼らの車は時速150キロも出せる(速さの強調)

例文:I see him as often as five times a week.
訳:私は週に5回も彼に会います(頻度の強調)

例文:The tree in my garden has grown as tall as 30 meters.
訳:自宅の庭の木が30メートルにもなりました(高さの強調)

例文:This robot can lift loads as heavy as 100 kilograms.
訳:このロボットは100キロのものも持ち上げることができます(重さの強調)

例文:He can dive as deep as 300 meters underwater.
訳:彼は300メールも海に潜ることができます(深さの強調)

例文:My friend came as far as Osaka to see me.
訳:友人がはるばる大阪まで私に会いに来てくれました(遠さの強調)

「〜も」・「〜しか」の英語を使った問題

どうですか?as~asを使って数量などを強調する表現法はお分かりになりましたか?
「習うより慣れろ」と言いますね。
では以下の問題に挑戦してみてください。

( )部分に文意に沿った適切な形容詞または副詞を入れて文を完成させてみてください。

例題①:This trip cost me as ( ) as a hundred thousand yen.
その旅行には10万円もかかりました。

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much

例題②:Symptoms can last for as ( ) as a few days.
症状はほんの数日続くかもしれません。

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short

例題③:Our products are as ( ) as 100 grams.
我が社の製品はたった100グラムの軽さです。

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light

例題④:I have to get up as ( ) as 4 AM to get ready for work each weekday.
平日は仕事に出かける準備で朝は4時起きです。

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early

例題⑤:As ( ) as fifty houses were burnt down.
50件もの家屋が全焼しました。

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many

例題⑥:My husband has been coming home as ( ) as midnight, sometimes even later.
主人はここのところ0時になってやっと帰ってきます。もっと遅くなることもたまにあります。

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late

例題⑦:The cherry blossoms here were out as ( ) as in the middle of March.
ここの桜は早くも3月半ばに開花しました。

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early

例題⑧:My house is as ( ) as 20 meters to the highway and the noise is annoying.
自宅は大通りまで20メートルしかなく、騒音がうるさいです。

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「〜も」・「〜しか」の英語まとめ

いかがでしたか?
『as~as』だけで色々な数量・期間・程度をプラスにもマイナスにも強調できるテクニックがあるのをご理解いただけたでしょうか。
簡単な表現のようで、実は話者の細かいニュアンスも伝えられてとても便利な表現法だと思います。
ぜひ活用してみてくださいね。