英語・英検の勉強方法

効果的な英単語の覚え方5選!【勉強効率をぐっと高める】

効果的な英単語の覚え方5選

効果的な英単語の覚え方がわからないし、つまらなくて面倒だと感じている方多いですよね。
がむしゃらに丸暗記しても思ったように効果は得られません。
ここでは筆者も実践してきた効果的な英単語の覚え方を5つご紹介します

効果的な英単語の覚え方

効果的な英単語の覚え方

英語の実力をアップしたい、でも何から勉強すればいいのかと悩んでいるなら、やはり一押しは「英単語力アップ」です。
言うまでもなく、すべての英文、会話文は単語から成り立っています。
まずは、英単語を覚える前に重要なことをみていきましょう。

英単語を覚える前に

英単語を覚え始める前に目標設定と教材を明確にします。
「何のために自分は英単語を勉強するのか」「そのためにいくつの単語が必要か」をまず自分で知ることが長期戦に粘り強く取り組むには必要ですね。

まずは目標の設定

単語力アップと言っても何語くらい攻略すればいいのか?と思いますよね。
まず目標を明確にすることが大事です。

それによって目標単語数も人それぞれに違ってきます。
大学入試、英検、TOEFL、 TOEIC、IELTSなど大学受験、就職、留学、キャリアアップなど各自の目標に合わせて自分なりの単語数を決めることが第一歩です。

下記に必要な英単語数をまとめたので、参考にしてみてください。

TOEIC400点 英検準2級 3,500語(高校3年間で習う単語数)
TOEIC500点 英検準2級〜2級 4,000語
TOEIC600点 英検2級 5,000語(大学受験に必要な単語数)
TOEIC700点 英検2級以上レベル 7,500語
TOEIC800点 英検準1級 8,500語
TOEIC900点 英検準1級以上レベル 10,000語
TOEIC900点以上 英検1級 13,000語

教材の選び方

目標を設定したら次は教材です。
教材に何を選んだらいいかはみなさん悩むところですよね。

それぞれの試験・レベルに特化した単語集がたくさん市販されているので、まずは自分の目的に合った単語集を選んでください。
ネットでのレビューを参考にしてもいいですが、書店に行き実際に単語集を手にしてみることをオススメします。

各出版社から各テスト向けに厳選された単語集が出されているので、どこのものでも大差ないと思いますが、レイアウト・色使い・解説など自分に合ったもの、飽きないものを選ぶことがコツです。
まず「これだ!」と思う単語集を準備しましょう。

また単語集のほかに、単語アプリもオススメです。
単語アプリは本と比べて価格が安く、スマートフォンにダウンロードできて携帯に便利ですし、音声・意味のほかにクロスワードパズルなどがついた楽しめるものもあります。

効果的な英単語の覚え方5選を説明

効果的な英単語の覚え方5選を説明

覚える英単語数と教材を決めれば、次に大切なのは効率よく覚えるためのコツです。
単語覚えって無味乾燥で遅々として進まないものですが、ちょっとしたコツさえつかめば、効果もかなりアップします。
単語の勉強が長続きしない方、暗記が苦手な方にオススメの単語覚えのコツ5つをお伝えします。

①発音から英単語を覚える

まずは発音から英単語を覚える
これが鉄則です!

なぜなら、人は耳から聞いた情報の方が圧倒的に記憶しやすいからです。
実験してみるとわかりますが、電話番号などは見るだけよりも音読する方がしばらく記憶に残ります。
同じように単語もまずは音、つまり正しい発音から学びます。
スペルは軽く確認する程度で大丈夫です。

市販されている単語集は必ず音声教材が付いているので、活用しましょう。
また、英単語アプリは音声の他にも記憶を定着させるための色々なメニューがあるので、記憶力アップのツールとしてはオススメです。

②頑張って意味を覚えない

英単語を覚えるために、1つ1つ丁寧に単語の意味を完璧に覚えようと頑張っていませんか?

英単語は一度にたくさん・ざっくりと高速で覚えることが大切なポイントです。
1日10単語をていねいに5日間学習して50語覚えようとするよりは、1日50単語を毎日ザーッと学習することを5日間繰り返す方がはるかに多くの単語が記憶に定着します。
1日の目標単語数は30~50単語くらいがいいと思います。

教材によってはDay1、Day2と1日の学習量を決めているものもありますが、それとは関係なく自分の毎日の学習単語数を多めに設定しても構いません。
理想のペースは、「1単語1秒間」ぐらいでどんどん単語学習を進めていきます。

またその際「1単語1意味」で学習を進めることもコツです。
各単語集は重要な意味のみを太字や赤字にしてあるので、まずそれらから徹底的に覚えていきます。

「1単語・1意味・1秒間」でたくさんの単語をまとめて、しかも無理に覚えようとせず、高速学習をただひたすら繰り返す
ここが重要なポイントです。

③スキマ時間の徹底活用

単語学習は机に座って1時間も勉強するのはNGです。
というかそれは退屈な作業ですよね。

英単語は細切れ学習が可能なので、スキマ時間を駆使して、1日のうちにできるだけ多くの単語を聞く・見る・意味確認を繰り返すことです。
繰り返し何度も単語を聞いて、見て、意味確認をしていると自然と瞬時に英単語の意味がわかるように必ずなります。

そうなればしめたもの、単語はもうあなたの一部となったわけです。
スキマ時間・細切れ時間をうまく使って単語学習を繰り返すことをまず習慣化しましょう。

④例文を活用すると記憶率が倍増

何度学習しても覚えられない単語ってありますよね。
そういう時は例文を活用します。

どんな単語集も単語の意味だけを並べているものはなく、必ずその単語の使い方を示すために例文を掲げています。
例文中の単語は、文脈や前後関係から意味を思い出しやすいものですし、その単語の使い方の良い参考にもなります。
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金/銀のフレーズ」は初めから例文内で単語を覚えるようになっているのでオススメです。

 

⑤語源をフル活用して記憶する

どうしても覚えられない難しい単語や、似ていて意味の区別がつけにくい単語などは語源を知っておくことで効率よく覚えられます。
特定の意味を付加する接頭語や接尾語の知識は単語の記憶に大いに役立ちます。

語源についての本は色々と書店でも売られていますし、今は簡単にスマホでも検索できるので、ぜひ活用してみてください。

よく知られた接頭語の例としては、pre-は「あらかじめ、前の」を表し、prepay(前払いする) prewar(戦前の)という意味になります。

紛らわしい英単語の例として、royal(王室の)とloyal(忠実な)は『r』と『l』の違いだけで意味の区別が難しいですね。

royalの語源はrule(支配する)と同じで、王室は支配階級ですからroyal(王室の)は『r』で始まっています。
他にも下記のような王族が関係する言葉が『r』から始まっています。

realm(王国)reign(君臨する)rich(裕福な)regal(王の)など

やってはいけない英単語の覚え方

やってはいけない英単語の覚え方

効果的な単語の学習法がある一方で、逆効果の英単語の覚え方も存在します。
以下のような単語勉強法はオススメできません。
もし自分に当てはまるなら、勉強方法を見直してみましょう!

英単語のみをひたすら覚える

基礎レベルの英単語なら機械的に単語のみを記憶することもOKですが、単語のレベルが上がるにつれ、英単語のみを機械的に覚えるのはNGです。

必ず「例文」とともに単語を覚えることが記憶の定着につながります。
例文中の他の言葉や文脈などが単語覚えのための手がかりとなるからです。

すべての単語の意味を覚える

多くの単語は複数の違った意味を持っているものですが、これらすべてを最初から意気込んで全部覚えようとするのはNGです。

まずは学習単語の代表的意味、一番よく使われる意味だけ覚えます。
代表的な意味を確実に覚えてから、2番目、3番目と順次ほかの意味を加えていってください。

英単語を手で書いて覚える

中学に入学したての頃は丁寧にノートに書いて覚えましたが、ある程度英語学習が進んだら「手で書いて覚える」はNGです!
「1単語1意味1秒間」で高速学習にシフトしていきましょう。
この方が覚える単語数が格段に多くなります。
何度も見ているだけでスペルも自然と記憶に残るようになります。

昔ながらの単語帳を作って、どんどんめくりながら覚える方法もいいですね。

週末などにまとめて覚える

週末など時間があるときに一気にやるのはNG。
単語覚えは筋トレととてもよく似ています。

「毎日コツコツとスキマ時間を見つけて英単語覚えをする」ことを習慣づけすることが何よりも大切です。
それが「単語の実力」をつける上で一番重要なポイントです!

効率的な英単語の覚え方まとめ

効果的な英単語の覚え方を色々取り上げましたが、とにかく毎日繰り返すことが成功への鍵となります。
ダイエットや筋トレのように「1週間後の目標」「1ヶ月後の目標」「6ヶ月後の目標」と言ったように短・中・長期的な計画を念頭に、日々黙々と着実にこなしていくことがあなたの英語力をダントツのものにしてくれます。

一年後の自分を夢見ながら頑張りましょう。