英語学習

be動詞の使い分けの仕方!【基礎からじっくり学ぼう】

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英語の動詞には2種類あります。
ひとつは「走る」「食べる」など動作を現す一般動詞と、もうひとつはbe動詞と呼ばれる特別な動詞があります。
ここではbe動詞の種類やその使い分けの仕方を基礎からわかりやすく解説していきます。

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be動詞とは?

be動詞とは?

be動詞には3種類あります。

  • is
  • am
  • are

この3つをbe動詞と呼ぶのはもとの動詞『be』から変化したものだからです。
もとの動詞『be』は原形と呼ばれます。

be動詞の意味

「〇〇は~です」「〇〇は~である」と英語で言いたいときに「です」「である」の部分をbe動詞を使って表します。
言いかえるとbe動詞は英語では「=(イコール)」のような働きをします。

  • I am Ken.(わたしはケンです)
    I=Ken
  • Tom is from Canada.(トムはカナダ出身です)
    Tom=from Canada

という考え方になります。

「トムはカナダ出身です」をfromを省略して『Tom is Canada.』としてしまうとTom = Canadaとなってしまうのでおかしいことが理解できますよね。

be動詞の語順に注意

「わたしはケンです。」は英語では『I am Ken.』となります。
そのまま日本語にすると「わたしは/です/ケン」となります。
この語順をしっかり頭に入れておいてください。

「わたしは/です/~」「あなたは/である/~」「トムは/です/~」と言った具合に必ず主語+be動詞の順に並べます。

また「ぼくはケン。」という会話調の場合でも『I Ken.』とはなりません。
英語の文は必ず「動詞」が必要なので『am』を省略することはできないからです。

be動詞is/am/areの使い分けは?

be動詞is/am/areの使い分けは?

be動詞のis/am/areのうちどれを使うかは主語によって決まります。

  • 主語がわたしの場合:am
  • 主語があなたの場合:are
  • 主語があなた・わたし以外の単数の人や物などの場合:is
  • 主語が2人以上の人または2つ以上の物の場合:are

下の例で確認してみましょう。

be動詞がamの場合

まずはbe動詞がamの場合です。
主語が「わたし」の時はいつもbe動詞はamです。

例文:I am a student.
訳:わたしは生徒です。

be動詞がareの場合

次にbe動詞がareの場合です。
主語が「あなた」の時はいつもbe動詞はareとなります。

例文:You are rich.
訳:あなたは金持ちです。

be動詞がisの場合

主語が「わたし・あなた以外の単数名詞」の場合はいつもbe動詞はisです。
下記の例文にもあるように、わたし・あなた以外の単数名詞とは単数の人だけでなく、動物やその他全ての物の単数が対象になります。

例文:Tom is kind.
訳:トムは親切です。

例文:My dog is cute.
訳:わたしの犬は可愛いです。

例文:This car is very old.
訳:この車はとても古いです。

be動詞がareの場合

下記の例文のように主語が複数の場合は人でも動植物でも物でもbe動詞は全てareになります。

例文:Tom and Ken are kind.
訳:トムとケンは親切です。

例文:Two dogs are in the garden.
訳:2匹の犬が庭にいます。

例文:This car and that car are the same.
訳:この車とあの車は同じです。

be動詞の使い分けを表にまとめると

is/am/areの使い分けを表にまとめると以下のようになります。

主語 be動詞
I(わたし) am
You(あなた) are
わたし・あなた以外の単数の主語(人・動植物・物)
is
全ての複数の主語(人・動植物・物)  are

be動詞の使い分けを理解するための練習問題

be動詞の使い分けを理解するための練習問題

ではbe動詞の使い分けの練習問題にトライしてみましょう!
不安な方は表を見ながら解答してもかまいません。
慣れてきたら表を見ないで挑戦してみましょう。

()に入るbe動詞is/am/areを書いてください。

問題1.You () a student.(あなたは生徒です)

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are (主語がyou)

問題2.I () a doctor.(わたしは医者です)

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am (主語がI)

問題3.They () from Canada.(彼らはカナダ出身です)

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are(主語が複数)

問題4.Jun () tall.(ジュンは背が高い)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題5.Jun, Tom and Ken () friends. (ジュン、トム、ケンは友人です)

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are(主語が複数)

問題6.Your bag () in my car.(君のカバンはわたしの車の中だよ)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題7.This () Mr. Tanaka.(こちらは田中さんです)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題8.My mother () a nurse.(わたしの母は看護師です)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題9.Some roses () in the vase.(何本かのバラが花瓶に入っています)

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are(主語が複数)

問題10.One student () absent today.(今日は生徒1人が欠席です)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題11.Three students () absent today.(今日は生徒3人が欠席です)

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are (主語が複数)

問題12.This bike () Tom’s.(この自転車はトムのものです)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題13.We () busy today.(私たちは今日忙しいです)

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are(主語が複数)

問題14.Tom and Ken () late.(トムとケンは遅刻です)

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are(主語が複数)

問題15.Ken’s brother () ten years old.(ケンの弟は10歳です)

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is(主語がわたし・あなた以外の単数)

問題16.Many cars () on the street.(多くの車が通りにいます)

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are(主語が複数)

be動詞の使い分けまとめ

is/am/areの使い分けはわかりましたか?

会話でもスムーズに使えるようになるためには『I am ~ / You are ~ / He is ~ / They are ~ ・・・』とほぼ反射的にbe動詞が選択できるように繰り返し口ずさんで体で覚えることが不可欠です。
身の周りのものを観察して、be動詞を使った表現を考えてみることにも是非トライしてみてくださいね。