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whatを使った疑問文の作り方を丁寧に解説!【誰でも分かる英文法】

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一般動詞やbe動詞を使ったYes/Noで答えられる一般疑問文に比べ、whatを使った特殊疑問文って作ることが難しいですよね。
特に会話の中で即座にwhatの疑問文で表現することはビギナーの方たちには少しハードルが高いですよね。

それはwhat疑問文をはじめとするwh疑問文を作るプロセスが一般疑問文に比べてワンステップ多いからです。
ここではwhat 疑問文の作り方を丁寧に解説していきます。

まずは色々なパターンの肯定文をwhat疑問文に換えていくプロセスを例文とともに見ていきましょう。

前提知識

  • S=主語
  • V=動詞
  • O=目的語
  • C=補語
辞書の上にメガネと横にコーヒー
whoを使った疑問文の作り方を例文とともに紹介!【3つの手順で簡単作成】一般動詞やbe動詞を使ったYes/Noで答えられる疑問文に比べ、whoを使った特殊疑問文の作り方って難しいと感じたことはありませんか? ここではwhoやwhoseを使った疑問文を3つの手順で簡単に作る方法について紹介します。 ...

平叙文をwhat疑問文にする3つの手順

平叙文をwhat疑問文にする3つの手順

S+V以外の全ての文はこれからご紹介する3つの手順で簡単にwhat疑問文に換えていくことができます。
まずは文型ごとに見ていきましょう。

S+V+Cを使ったwhatの疑問文

まずはS+V+Cを使ったwhatの疑問文を作ってみましょう。

例文:This is a Japanese restaurant.(これは日本食レストランです。)

手順①:疑問文にする
Is this a Japanese restaurant?(これは日本食レストランですか?)

手順②:a Japanese restaurantを尋ねる箇所にし、whatで置き換える。
Is this what?

手順③:最後にwhatを文頭に出して完成!
What is this?(これはなんですか?)

ちょっと応用したS+V+Cの疑問文の作り方

同じS+V+Cでも少し応用した場合を見てみましょう。

例文:This is a book about Japanese history.

この文でJapanese historyを尋ねるwhat疑問文にしたいときのケースです。
同じ手順で疑問文を作ることができます。

手順①:Is this a book about Japanese history?(疑問文にする)
手順②:Is this a book about what?(Japanese historyを尋ねる箇所にし、whatで置き換える)
手順③:What is this a book about?(最後にwhatを文頭にして完成)

What is this a book about?(これは何についての本ですか?)という英文になるため、最後にaboutがそのまま残る意味も納得ですよね。

S+V+Oを使ったwhatの疑問文

次にS+V+Oを使った疑問文の作り方です。

例文:Tom bought a lot of books yesterday.(トムは昨日たくさん本を買いました。)

手順①:疑問文にする
Did Tom buy a lot of books yesterday?(トムは昨日たくさんを買いましたか?)

手順②:a lot of booksを尋ねる箇所にし、whatで置き換える。
Did Tom buy what yesterday?

手順③:最後にwhatを文頭に出して完成。
What did Tom buy yesterday?(昨日トムは何を買いましたか?)

ちょっと応用したS+V+Oでの疑問文の作り方

同じ文型の次の例文はどうでしょう。

例文:Tom is taking care of a lost cat now.(トムは今迷い猫の世話をしている。)

この文でa lost catを尋ねる文にしたいときも手順は全く同じです。

手順①:Is Tom taking care of a lost cat now?(疑問文にする)
手順②:Is Tom taking care of what?(a lost catを尋ねる箇所にして、whatで置き換える)
手順③:What is Tom taking care of now?(whatを文頭に出して完成)

What is Tom taking care of now?で「今トムは何を世話しているのですか?」という意味になります。
このように動詞が熟語になっている場合は、take care ofをそのまま1つの動詞として扱い、バラバラにしないことがキーポイントです。

S+V+O+Oを使ったwhatの疑問文

続いてS+V+O+Oを使った場合をみてみましょう。

例文:Mary made her daughter a dress.(メアリーは娘にドレスを作ってあげました。)

手順①:疑問文にする
Did Mary make her daughter a dress?(メアリーは娘にドレスを作ってあげましたか?)

手順②:a dressを尋ねる箇所にし、whatで置き換える。
Did Mary make her daughter what?

手順③:最後にwhatを文頭に出して完成。
What did Mary make her daughter?(メアリーは娘に何を作ってあげましたか?)

ちょっと応用したS+V+O+Oの疑問文の作り方

Mary made her daughter a dress.の文は、次のようにも表現できますね。

Mary made a dress for her daughter.(メアリーはドレスを娘に作ってあげました。)

この場合、文型はS+V+O+CからS+V+Oに変わリます。
この文のa dressを尋ねる文にしたいときも、やはり手順は同じです。

手順①:Did Mary make a dress for her daughter?(疑問文にする)
手順②:Did Mary make what for her daughter?(a dressを尋ねる箇所にして、whatに置き換える)
手順③:What did Mary make for her daughter?(whatを文頭に出して完成)

What did Mary make for her daughter?(メアリーは何を娘に作りましたか?)となり、同じ意味の文でも違う文型からwhat疑問文を作ると、違う結果になりますね。

S+V+O+Cを使ったwhatの疑問文

最後にS+V+O+Cを使った場合の疑問文の作り方です。

例文:He named the dog Cherry.(彼はその犬をチェリーと名付けた。)

手順①:疑問文にする
Did he name the dog Cherry?(彼はその犬をチェリーと名付けましたか?)

手順②:Cherryを尋ねる箇所にして、whatで置き換える。
Did he name the dog what?

手順③:whatを文頭に出して完成。
What did he name the dog?(彼はその犬を何と名付けましたか?)

『主語』を尋ねるwhat疑問文にする場合

『主語』を尋ねるwhat疑問文にする場合

what疑問文を作ることは、手順を踏めば難しくありませんね。
色々な文型の英文をwhat疑問文にする方法を見てきましたが、作り方に1つ例外があります。
それは『主語』を尋ねる箇所にする場合です。

その場合の手順はただ1つ、平叙文の主語をwhatに置き換えるだけです。
その他の手順は変わりません。
例文で具体的に見ていきましょう。

主語を尋ねるwhat疑問文にする場合の手順は一つ!

  • S+V+C

  • 原文:Exercising regularly is important to keep fit.(健康維持のためには定期的な運動が大切です。)
    手順①:What is important to keep fit?(健康を維持するためには何が大切ですか?)

  • S+V+O

  • 原文:This caused the trouble. (このことが原因で紛争が生じた。)
    手順①:What caused the trouble?(何が原因で紛争が生じたの?)

  • S+V+O+O

  • 原文:The book gave Tom a chance to think about his future.(その本はトムに自分の将来について考える機会を与えた。)
    手順①:What gave Tom a chance to think about his future?(何がトムに自分の将来について考える機会を与えたのですか?)

  • S+V+O+C
  • 原文:His war experience made him a lifelong pacifist.(彼の戦争体験が彼を終生の平和主義者にした。)
    手順①:What made him a lifelong pacifist?(何が彼を終生の平和主義者にしましたか?→何が原因で彼は終生平和主義者であったのですか?)

  • S+V
  • 原文:A big earthquake happened in China yesterday.(昨日中国で大きな地震が起きました。)
    手順①:What happened in China yesterday?(昨日中国で何が起きたの?)

疑問形容詞whatを使う疑問文の場合の作り方

疑問形容詞whatを使う疑問文の場合の作り方

疑問形容詞whatを使う場合、例えばwhat book(s)(どんな本)やwhat color(s)(どんな色)などを含む疑問文にする際の作り方です。
この場合も、whatと同様に手順①・②・③かワンステップのみで英文を完成させることができます。
以下例文を見てみましょう。

  • S+V+C
  • 原文:This is a history book.
    手順①:Is this a history book?
    手順②:Is this what book?
    手順③:What book is this?(これは何の本ですか?)

  • S+V+O

  • 原文:Tom likes bright colors.
    手順①:Does Tom like bright colors?
    手順②:Does Tom like what colors?
    手順③:What colors does Tom like?(トムはどんな色が好きですか?)

  • S+V+O+O

  • 原文:Nancy gave her sister a silver necklace.
    手順①:Did Nancy give her sister a silver necklace?
    手順②:Did Nancy give her sister what necklace?
    手順③:What necklace did Nancy give her sister?(どんなネックレスをナンシーは妹にあげましたか?)

  • S+V+O+C

  • 原文:Bob’s father painted the fence green.
    手順①:Did Bob’s father paint the fence green?
    手順②:Did Bob’s father paint the fence what color?
    手順③:What color did Bob’s father paint the fence?(ボブのお父さんはどんな色に塀を塗りましたか?)

  • S+V

  • 原文:Doraemon and Detective Conan are showing at the theater now.
    手順①:What movies are showing at the theater now?(どんな映画が今上映中ですか?)
    この場合は主語を尋ねる箇所にしたいのでDoraemon and Detective Conanをそのままwhat moviesに置き換えるだけのワンステップでいいですね。

whatの疑問文の作り方まとめ

以上、whatを使った疑問文の作り方を紹介しました。

whatの疑問文の作り方は、決まった手順を踏めば機械的に誰にでも正しい英文を作ることができます。
wh疑問文だからと苦手意識を持つことをせず、常に手順①・②・③に従って、基本からwh疑問文を作るプロセスを理解すれば、whatをはじめとしたwho, howなど5w1hの疑問文も容易に、そして正確に作ることができます。

ぜひトライしてみてくださいね。