英語学習

「~と思う」英語では何て言うの?think以外でも使える英語表現

上を見て考える女性

会話表現で『私は~と思う』って皆さんよく使いますよね。
多くの方が英語で表現する場合、I think that~を連発していると思いますが、もっとバリエーションがあると会話も豊かになると思いませんか?

ここではthink以外の思うの言い方を色々な例文とともに紹介していきたいと思います。

〜と思うの英語表現のまとめ
  1. もっとも一般的なthink
  2. 「何となく思う」はfeel
  3. 「きっと〜だと思う」はbelieve
  4. 「多分〜だと思う」はsuppose
  5. 「当然~すると思う、~のはずだ」はexpect
  6. 「~かしらと思う」はwonder
  7. I hope / I’m afraidもthinkのような使い方が可能
  8. 「〜ではないかと思う(疑う)」はsuspect

「〜と思う」の最も一般的な英語はthink

「〜と思う」の最も一般的な英語はthink

thinkは『思う』という英語表現では定番中の定番ですよね。
I think that~で『私は~だと思う』という意味があります。

thatの後ろには主語と動詞を伴った文が続きます。
またこのthatは省略も可能です。
自分の意見や感想を相手に伝えることのできる最も便利な表現のひとつです。

例文:I think (that) you’re right.
訳:君は正しいと思います。

上記例文の否定形『君は正しくないと思う』は以下のように二つのパターンが可能です。

  1. 例文:I don’t think (that) you’re right.
    訳:君は正しくないと思います(「君は正しいとは思わない」と訳さない点に注意)
  2. 例文:I think (that) you’re not right.
    訳:君は正しくないと思います。

ただ英語表現の特徴として否定語notを前に持ってくる①の方が普通です。
否定語は文の意味を決定するキーワードですからできるだけ早めに表現して、「自分はそう思ってないよ」と軽く意思表示を早めに提示しておきます。
もちろん②もOKですが、こちらは「君は正しくない」という事実を「じっくり考えてそう思う」的なニュアンスになり、少し重い感じになります。

「あなたはどう思いますか?」と相手の意見を聞くときは『What do you think?』となります。
「どう」につられて『How do you think?』と言ってしまわないように気をつけてくださいね。

少し控えめな「〜と思う」を英語で表現する時はfeelを使う

少し控えめな「〜と思う」を英語で表現する時はfeelを使う

皆さんご存知のようにfeelは『感じる』という意味ですよね。
論理的な根拠から「思う」のではなく、感性的判断を示す言葉です。

thinkよりも控えめに「何となく思う」と考えを述べる場合に使われます。

例文:I feel (that) he will come.
訳:彼が来るような気がする。

例文:I feel (that) improvements need to be made.
訳:改善がなされる必要があると思います。

上の例文では、彼が来るという根拠はなく、漠然と「来そう」と思っている状況であり、また「改善がされるべき」という意見を控えめに主張していると言えます。

thinkより強い英語表現はbelieve

thinkより強い英語表現はbelieve

feelは控えめな表現の時に使いますが、逆にthinkよりも強く『~だと思う』ときはbelieveを使用します。
believeはある程度の確信を持って推量するときに用いられます。

例文:I believe (that) she will succeed.
訳:彼女はきっと成功すると思う。

例文:I believe (that) we’ve met before.
訳:以前お会いしたことがあると思いますが。

また、『I believe = I’m sure』と置き換えても意味は同じです。

I believe (that) she will succeed.= I’m sure (that) she will succeed.

「多分~だと思う」と伝える時の英語はsuppose・guess

supposeとguessは確信はないが、多分そうだろうと推測して思うことで、thinkより根拠が弱い場合が多いです。
ほぼ同意味で使われますが、guessの方がより口語的・略式的に用いられます。

例文:I suppose (that) he will be back by eight.
訳:彼は8時までに帰るでしょう。

例文:I guess (that) you’re right.
訳:君は正しいのでしょうね。

英語で「当然~すると思う、~のはずだ」と表現する場合はexpect

expectは『予想する』という意味ですが、十分な理由があって何かが起こると予想することです。
expectは『期待する』とも訳すため、良いことのみに使われると思いがちですが、良いことにも悪いことにも用いられます。

例文:I expect (that) she is very busy.
訳:彼女はすごく忙しいはずだ。

例文:I expect (that) he will be home by eight.
訳:彼は8時までには帰宅するはずだ。

「~かしらと思う」は英語でwonder

「~かしらと思う」は英語でwonder

I wonder that~は会話で考えや話題を持ち出すときによく用いる表現です。
軽く疑問や不思議に思ったりしたこと、あれこれ思案したことなどを表すときに使う便利なフレイズですね。

例文:I wonder how Mike is getting along.
訳:マイクはどうしているだろうか(と思う)。

例文:I wonder why he got angry.
訳:なぜ彼は怒ったのかしら(と思う)。

上の例文のように『wonder + 疑問詞』の他に、『wonder + if(whether)節』で「~かどうかしらと思う」などといった表現もよく使われます。

例文:I wonder if (whether) Kelsey is married.
訳:ケルシーは結婚しているのかしら(どうかしらと思う)。

I hope / I’m afraidも「〜と思う」という英語表現が可能

I hope / I’m afraidも「〜と思う」という英語表現が可能

皆さんがよく使う表現に『I hope that~』と『I’m afraid that~』がありますね。
いずれも『I think』に近い意味で自分の判断を示すのに用いられます。

I hopeは、話の内容が自分か相手に望ましいことを希望する気持ち「~であればよいと思う」を示すときに使用します。
I’m afraidは話の内容がよくないときに心配な気持ち「残念ながら~と思う」を示すときに使われます。

例文:I hope (that) Kate will pass the examination.
訳:ケイトが試験に合格するといいですね。

例文:I’m afraid (that) it’ll rain tomorrow.
訳:残念ながら明日は雨だと思います。

『I’m afraid that ~』は、

  • 相手の意見に賛成できないとき
  • 依頼を断るとき
  • 誤りを指摘したりするとき

など、言いにくいことを相手に伝えるときに、内容をやんわりと伝える効果があります。

例文:I’m afraid (that) your application has been unsuccessful.
訳:残念ながらご応募につきましては不採用となりました。

例文:I’m afraid (that) I can’t agree with you about that.
訳:それについては(残念ながら)同意できません。

「~ではないかと思う(疑う)」は英語でsuspect

「~ではないかと思う(疑問)」は英語でsuspect

『I suspect that~』は不正などに感づく、あるいは不正をかぎつけるという「疑い」を持ちながら「~だと思う」という意味になります。
今までの「~と思う」と少しニュアンスが違いますので例文でご説明します。

例文:I suspected (that) Nick was not telling the truth.
訳:ニックは本当のことを話していないんじゃないかと思った。

例文:They strongly suspect (that) he is guilty.
彼らは彼が有罪なのではないかと強く思っている。

上の例文から見て、suspectは「(~であるらしいと)思う、疑っている」という意味ですね。

suspectとdoubtの違い

ここで注意したいのがdoubtという単語です。
同じ「疑う」と訳しますが、こちらは「(~ではないらしいと)思う、疑う」という意味になります。

doubt : ~ではないらしいと思う(マイナスに疑う)
suspect : ~であるらしいと思う(プラスに疑う)

例文:I doubt that he is a liar.
訳:彼は嘘つきではないと私は思う。

例文:I suspect that he is a liar.
訳:彼は嘘つきではないかと思う。

区別が難しいですが、覚え方としてはdoubtはトランプのダウトと同じで、相手が本当に連番の数字を出していないのではとマイナスに疑うときにダウトって言いますね。
またsuspectにはサスペンスドラマなどでお馴染みの「容疑者」の意味もあり、「容疑者」とは犯人かもしれないとプラスに疑われている人のことですよね。

英語で「〜と思う」を表現するときのまとめ

以上、「〜と思う」と英語で表現するときの紹介をしました。

「~と思う」を表現するだけで随分とたくさんの言葉があるのがわかりますね。
時と場合に応じて臨機応変に適切な「思う」を選択できるように、細かな意味やニュアンスの違いを是非マスターして、会話に生かしてみてください。