『some』や『any』はifと一緒に用いたりすることで、応用的な使い方が可能です。
この記事ではsomeとanyを使用した、少し難しい活用方法について紹介します。
是非使い方をマスターして、ワンランク上の英会話を楽しみましょう。
目次
someとanyの基本的な使い方の復習
まずは、応用編に入る前にsomeとanyの使い方について復習しましょう。
- some・・・肯定文で使う
- any・・・疑問文・否定文で使う
このように使い分けることができます。
また、疑問文でも質問した答えがYesであると期待できる場合には、肯定的な意味になるので、someを使用することが可能です。
人に物を勧めたり依頼するsomeの使い方
それでは、ここからは応用の使い方を見てみましょう。
人に物を勧めたりする場合は、Yesと答える前提で物を勧めますよね。
明らかに断られるのに、勧めることはあまりしません。
つまり、Yesと答える前提で質問をするので、肯定の意味をもつsomeを用いたほうが、本来の意味と合っている使い方になります。
英文:Would you like something to drink?
訳:何かお飲み物は飲まれますか?
英文:Can I have some ketchup, please?
訳:ケチャップいただけますか?
例文を見てみるとわかりますが、例えばハンバーガーを食べにいってケチャップがなかった場合、明らかにケチャップがあるとわかっている状況でケチャップを頼みますよね。
ifを使った条件節で使うany
ifを使った文ではanyを使います。
if文は『もし〜なら』という条件節です。
もし〜ならという状況は、そのことが起こるか起こらないかは、不確実な場合が多いです。
そのため、はっきりと肯定を表すsomeではなくanyを使用します。
実際には、どちらも使用は可能です。
英文:If there are any letters for me, can you forward them to my new address?
訳:もし私宛の手紙がありましたら新しい住所へ転送して頂けませんか?
英文:If anyone has any questions, please feel free to ask.
訳:もしどなたかご質問などありましたら、ご自由にお聞きください。
ifの意味が含まれる文で使うany
ifは使われていなくても内容が『もし~なら』という意味が含まれている場合anyを使います。
少し応用的な使用の仕方になりますので、ワンランク上を目指す場合は覚えていて損はありません。
英文:I am sorry for any inconvenience this may cause.
訳:このことが原因でご不便をおかけしましたら申し訳ありません。
英文:Anyone who wants to take the EIKEN must tell your teacher by Tuesday.
訳:英検を受けたい人がいるなら、火曜日までに担任の先生に申し出てください。
肯定文で使うany
肯定文で使うanyは『どんな~でも』『誰でも・どれでも』という意味になります。
会話文でとてもよく使われるので、覚えておくと便利です。
英文:Anyone can use this room without permission.
訳:許可なく誰でもこの部屋を使うことができます。
英文:You can take any bus to go to the city hall.
訳:市役所に行くにはどのバスに乗っても大丈夫です。
英文:Come and see me any time you want.
訳:好きな時にいつでも会いに来てください。
英文:What would you like to eat? Anything would be fine.
訳:なにか召し上がりますか?なんでも結構です。
英文:Anybody can join us.
訳:誰でも参加できますよ。
否定的な意味を持つ文に使うany
否定文ではないがwithout(~なしで)やrefuse(拒む)のような否定的な意味を持つ語を含む場合にもanyを使います。
英文:He left home without any money.
訳:彼は一文無しで家を出た。
英文:They refused to eat anything.
訳:彼らは何も食べようとしなかった。
someとanyの使い分け応用問題
それでは、次に発展問題に挑戦してみましょう。
- some
- something
- someone(=somebody)
- somewhere
- any
- anything
- anyone(=anybody)
- anywhere
上記のいずれかが当てはまりますので、( )内に入れて文を完成させてみてください。
1.This computer is very easy to use. ( ) can learn how to use it quickly.
このコンピュータはとても使いやすいよ。誰でもすぐに使い方がわかりますよ。
2.You can go ( ) in the world now.
今は世界のどこにでも行けます
3.Would you like ( ) more cake?
もっとケーキはいかがですか?
4.Can I have ( ) milk in my coffee, please?
コーヒーにミルクを入れていただけますか?
5.You can buy ( ) book you like.
なんでも好きな本を買ってもいいよ。
6.Please contact me immediately if there are ( ) problems.
なにか問題があれば、すぐに連絡ください。
7.I was too tired to do ( ) work.
疲れすぎていてこれ以上仕事ができない。
8.I’m sorry for ( ) trouble this may have caused you.
このことでもしご迷惑をおかけしましたら、申し訳ありません。
まとめ
以上、someとanyの応用した使い方を紹介しました。
someとanyの使い分けは難しく感じるかもしれませんが、しっかりと理解をすることで、発展的な使い方もできるようになってきます。
たとえ間違ってしまっても、積極的に使っていくことで定着させることが重要です。
是非応用的な使い方をマスターし、ワンランク上の英会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。