疑問文にはおおきく分けて2種類あります。
Yes/Noで答える疑問文と、具体的な情報で答える疑問文です。
具体的な情報で答える疑問文にはwhat(何)when(いつ) who (誰が)where (どこで)why(なぜ) how(どのようにして)などがあります。
例えばwhat(何)を使った疑問文で「あれは何ですか?」と尋ねられたら、答えはYes/Noでなく、「それは美術館です」と具体的な情報を与える必要がありますね。
ここではbe動詞文・一般動詞文でwhatを使った疑問文の作り方を例文とともに見ていきます。
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目次
「~は何ですか?」を表すwhatの疑問文
「~は何ですか?」という疑問文は会話などでもよく使いますね。
「あなたの名前は何ですか?」「あの建物は何ですか?」などはwhat「何」を使って疑問文を作ります。
ポイントは全ての疑問文は肯定文をベースに作ることができるという点です。
ここではbe動詞「~です」を使った肯定文からwhat疑問文「~は何ですか?」を作る方法を見ていきます。
be動詞文をwhat疑問文にする方法
「これ(ら)は~です」「あれ(ら)は~です」というbe動詞を使った肯定文から「これ(ら)は何ですか?」「あれ(ら)は何ですか?」というwhat疑問文を作る手順を見ていきましょう。
「これはリンゴの木です」から「これはなんですか?」を作る場合をまずは見てみましょう。
- 英語で「これはリンゴの木です」を表現して『This is an apple tree.』とします。
- 疑問形にして『Is this an apple tree?』とします。
- 『an apple tree』の部分が答えとして聞きたい箇所なので、ここを『what』と入れ替えて『Is this what?』とします。
- whatは必ず文頭に置く言葉なので、文頭に移動させ『What is this?』で疑問文の完成です。
(短縮形『What’s this?』もOK)
この手順は長い英文からwhat疑問文を作るときも大いに役立つので覚えておいてください。
「あれらはオレンジの木です」から「あれらは何ですか?」を作る場合も同じです。
- 肯定文で表現します:Those are orange trees.
- 疑問形にします:Are those orange trees?
- 『orange trees』の部分が答えとして聞きたい箇所なので、ここを『what』と入れ替えます:Are those what?
- 最後にwhatを文頭に出して完成です:What are those?
be動詞を使ったwhat疑問文の答え方
上の例文の答え方をそれぞれ見てみましょう。
例文 | 答え方 |
What is this?(What’s this?) | It is an apple tree. (It’s an apple tree.) |
What are those? | They are orange trees. (They’re orange trees.) |
What is〜?と聞かれたら必ずIt is〜.(短縮形It’s〜.)の形で「それは~です。」と答えます。
What are〜?と聞かれたら必ずThey are〜.(短縮形They’re〜)の形で「それらは~です。」と答えます。
thisやthoseなどで質問されてもitやtheyで答えます。
「あなたは何を~しますか?」を表すwhat疑問文
「あなたは朝食に何を食べますか?」「あなたは日曜日に何をしますか?」という一般動詞文も同様に肯定文をベースにしてwhat疑問文に変えることができます。
それではその手順を見ていきましょう。
一般動詞文をwhat疑問文にする方法
「あなたは朝食に何を食べますか?」の場合は下記の手順で作成することができます。
- 「あなたは朝食に〇〇を食べます」という肯定文を作ります(〇〇に具体的な食べ物を入れてもいいです)
- 疑問文にします。
- 「何を」食べるか質問したいので〇〇の部分をwhat(何)に置き換えます。
- whatは文頭に置くというルールがあるので、whatを文頭に移動して完成です。
You eat 〇〇 for breakfast.
Do you eat 〇〇 for breakfast?
Do you eat what for breakfast?
What do you eat for breakfast?
同様に「トムは朝食に何を飲みますか?」も手順通りに疑問文にしてみましょう。
- 「トムは朝食に〇〇を飲みます」を英文にする
- 疑問文にする
- 〇〇をwhatに置き換える
- whatを文頭に移動させて完成
Tom drinks 〇〇 for breakfast.
Does Tom drink 〇〇 for breakfast?
Does Tom drink what for breakfast?
What does Tom drink for breakfast?
主語が三人称単数の場合はdoではなくdoesを使うことにも注意してくださいね。
『what+名詞』で疑問文を作る
質問の仕方によっては「何色」「何のスポーツ」「何の科目」のようにwhat+名詞を使って質問する場合がありますね。
その場合は『what color』 『what sports』 『what subjects』として疑問文を作ります。
例文:What color is this?
It is olive green.
訳:これは何色ですか?
それはオリーブグリーンです。
例文:What sports do you like?
I like wrestling.
訳:何のスポーツが好きですか?
レスリングが好きです。
例文:What subjects do you have on Monday?
I have English, history, science, and music.
訳:月曜日には何の科目がありますか?
英語、歴史、理科と音楽の授業があります。
また時刻・曜日の尋ね方も『what time』(何時)や『what day』(何曜日)を使って表現します。
例文:What time is it?
It’s ten o’clock.
訳:何時ですか?
10時です。
例文:What day is it today?
It’s Thursday.
訳:今日は何曜日ですか?
木曜日です。
whatを使った疑問文の基礎練習問題
ではここでwhatを使った英文を実際に作ってみましょう。
問題1.あなたの国では何語を話しますか?
問題2.あなたのお母さんの趣味は何ですか?
問題3.キラは大きなカバンに何を持っているのですか?
問題4.あなたの車は何色ですか?
問題5.トムは夕食後たいてい何をしますか?
問題6.あなたは毎日何時に帰宅しますか?
問題7.マイクの出身国はどちらですか?(マイクは何の国の出身ですか?)
問題8.あなたの弟は何の本が好きですか?
問題9.キャンプをするには私たちは何が必要ですか?
whatを使った疑問文のまとめ
whatを使った疑問文の作り方は理解できましたか?
基本は①肯定文から疑問文の形にする②聞きたい箇所をwhatに置き換える③whatを文頭に出すの3つのステップでしたね。
手順を踏まなくても即座に疑問文が作れるように、何度も音読したり、口ずさんだりして、習得してくださいね。