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ifは「もし~ならば」だけじゃない! もう1つのifの使い方「~かどうか」

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みなさんは『if』といえばほとんどの方が「もし~ならば」と言う意味だと答えるのではないでしょうか。

「もし~ならば」の『if』は文法的には副詞節ですが、もう1つの『if』は名詞節を作り、「~かどうか」と訳します。
名詞節なので、名詞と全く同じように主語にも目的語にも補語にもなり、色々な使い方ができる便利な表現です。
ここでは名詞節を作る『if』の使い方を例文を交えて解説していきます。

ifを使った「〜かどうか」を表す英文の作り方

ifを使った「〜かどうか」を表す英文の作り方

「~かどうか」と言う名詞節の作り方はとても簡単です。
まずはifの後に普通の肯定文を続けます。
例えば以下の例文を参考にすると分かりやすいと思います。

  • 明日彼が来られるかどうか
  • if he will be able to come tomorrow

  • 明日は雨が降るかどうか
  • if it will rain tomorrow

  • ドアの鍵を閉めたかどうか
  • if I locked the door

  • もうすでに彼女が日本を発ったかどうか
  • if she has already left Japan

  • スミスさんがご在宅かどうか
  • if Mr. Smith is at home

  • トムは信用できるかどうか
  • if Tom can be trusted

少し文法を詳しく勉強された方ならご存知だと思いますが、「もし~ならば」と言う意味で使うif文には未来のことでも未来形を使うことができず、現在形を使用しますよね。
しかし「~かどうか」のif文には時制の制約はありませんので、ifの後ろにはどんな時制の肯定文でも置くことができるので安心です。

ifを使った「〜かどうか」を表す英文の使い方

ifを使った「〜かどうか」を表す英文の使い方

ifを使った「〜かどうか」を表す英文の使い方には、3種類あります。

  1. 主語としての使い方
  2. 目的語としての使い方
  3. 補語としての使い方

それぞれの使い方を例文とともにみていきましょう。

主語としての使い方

名詞節『if』を主語として使う文例を見てみましょう。
主語ですから文頭に置くのが普通ですが、if文はそのまま主語として使うことはできないので、通常は形式主語のitを使います。

例文:It is not certain if it will rain tomorrow.
訳:明日雨かどうかははっきりしない。

例文:It is not certain if he will be able to come tomorrow.
訳:明日彼が来られるかどうかは確かではありません。

例文:It is not a problem if Tom can be trusted.
訳:トムが信頼できるかどうかは問題ではない。

目的語としての使い方

名詞節『if』を目的語として使う文例です。

  • ask
  • discover
  • know
  • remember
  • say
  • see
  • tell
  • wonder

などの動詞の後に置くことが多いです。

例文:He asked me if I locked the door.
訳:彼は私にドアに鍵をかけたかどうか尋ねた。

例文:I wonder if she has already left Japan.
訳:彼女はもう日本を発ったのかしら。(”I wonder if ~”で「~かどうかしらと思う」)

例文:We don’t know if Mr. Smith is at home
訳:スミスさんがご在宅かどうか、私たちは知りません。

例文:He went to the door to see if it was locked.
訳:彼は鍵がされているか確かめるためドアのところへ行った。
(ここでの”see”は「確かめる」と言う意味です。)

補語としての使い方

あまりたくさん用例がないかもしれませんが、名詞節なので補語として使うことは可能です。

例文:The problem is if he will be able to come tomorrow.
訳:問題は彼が明日来られるかどうかだ。

例文:The question is if Mr. Smith is at home.
訳:問題はスミスさんが在宅かどうかです。

例文:The key is if Tom can be trusted.
訳:重要なのはトムが信頼できるかどうかだ。

補語として名詞節if文が使われる場合は、The problem is ~やThe question is ~の形式が多いです。
またこの場合ifよりもwhetherの方が多く使われます。
whetherはifと全く同じ意味「~かどうか」を表し、使い方も同じです。

上記補語以外にも、主語や目的語としてもifと全く同じように使えます。
ただwhetherはスペルが「お天気」を意味するweatherと似ており、発音も同じなので、英文を書くときは気をつけてくださいね。
「~かどうか」のwhetherはwhで始まっていますので、whoやwhenなどの5W1Hの仲間だと覚えておけばいいのではないでしょうか。

ifの使い方「〜かどうか」のまとめ

「~かどうか」を表すif文の使い方、わかりましたか?

「~かどうかわかりません」や「~かどうかが問題です」など少し難しそうな英語表現もif文で簡単にできてしまう点が嬉しいですね。
どんどん会話や英作文に取り入れて、ご自身の英語をバージョンアップさせましょう!