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関係代名詞whatの使い方!【これでスッキリ丸ごと理解】

堤防に座って本を読む男性

ふつう関係代名詞といえばwhatではなくwhoやwhichを思い浮かべますよね。
でもこのwhatは物や事柄を表す語を受け、先行詞をその中に含む関係代名詞なんです。

ここでは関係代名詞whatの使い方を4つに分けてわかりやすく解説しました。

関係代名詞whatの使い方4パターン
  1. 「〜であるもの(こと)」
  2. 「・・・が~するもの(こと)」
  3. 「〜のもの(こと)」
  4. 時系列を表す使い方

関係代名詞whatの使い方①:「〜であるもの(こと)」

関係代名詞whatの使い方①:「〜であるもの(こと)」

一つ目の使い方は「〜であるもの(こと)」と訳す使い方です。
形としては『what+V(動詞)』となります。

具体的な例文で理解していきましょう。

  1. what is important 大切なこと (=the thing that is important)
  2. what really matters 本当に重要であること (=the thing that really matters)
  3. what surprised me 私を驚かせたこと・もの (=the thing(s) that surprised me)

上の①~③のwhatで始まる節は名詞節なので名詞と全く同じ働きをします。
つまり主語、目的語、補語になることができます。

例文①:主語の場合
What is important is to study English every day.
訳:大切なことは(主語)毎日英語を勉強することです。

例文②:目的語の場合
We should discuss what really matters.
訳:私たちは本当に重要なことを(目的語)議論すべきだ。

例文③:補語の場合
This is what surprised me.
訳:これが私を驚かせたことです。(補語)

関係代名詞whatの使い方②:「・・・が~するもの(こと)」

関係代名詞whatの使い方②:「・・・が~するもの(こと)」

二つ目の使い方は、「・・・が~するもの(こと)」という意味での使い方です。
形としては『what+S+V』となります。

例えば以下のようなパターンがあります。

  1. what he said 彼が言ったこと (=the things that he said)
  2. What she is going to say 彼女がこれから話すこと (=the things that she is going to say)
  3. what I heard 私が聞いたこと (=the things that I heard)

上記はそれぞれ、主語、目的語、補語となることができます。
では以下の例文を見ていきましょう。

例文①:主語の場合
What he said is true.
訳:彼が言ったことは(主語)真実です。

例文②:目的語の場合
Please listen to what she is going to say.
訳:彼女がこれから話すことを(目的語)よく聞いてください。

例文③:補語の場合
This is what I heard.
訳:これが私が聞いたことです。(補語)

関係代名詞whatの使い方③:「〜のもの(こと)」

>関係代名詞whatの使い方③:「〜のもの(こと)」

3つめは「〜のもの(こと)」としての使い方です。

形としては『what+S+V+前置詞』の場合で、whatは前置詞の目的語となっています。
熟語的な表現とともに用いられる場合が多いです。

  1. what I’m proud of 私が誇りに思うもの・こと (=the thing(s) that I’m proud of)
  2. what I’d been looking for 私がずっと探していたもの (=the thing(s) that I’d been looking for)
  3. what we’re concerned about 私たちが心配していること (=the thing(s) that we’re concerned about)

この場合も主語、補語、目的語になることができます。
例文を見てみましょう。

例文①:主語の場合
What I’m proud of is you.
訳:私が誇りに思うのは(主語)あなたのことです。

例文②:目的語の場合
I found what I’d been looking for.
訳:私はずっと探していたものを(目的語)見つけた。

例文③:補語の場合
That is what we’re concerned about.
訳:それが私たちが心配していることです。(補語)

関係代名詞whatの使い方④:時系列を表す使い方

関係代名詞whatの使い方④:時系列を表す使い方

最後は時系列を表す使い方です。

形としては『what+人・物+be動詞』となりwhatが関係詞節の中で主格補語となっています。
決まった形で訳し方も決まっているので、定形表現として覚えておいてください。

  • what I am:現在の私
  • what you were (used to be):昔のあなた
  • what she will be:将来の彼女

上の例では以外にも主語となることができます。

  • what the town is:今の町
  • what the town was/used to be:昔の町
  • what the town will be:将来の町

この表現は補語として用いられることが多いです。
上記の表現を補語として使った例文を見てみましょう。

例文①:You aren’t what you used to be.
訳:あなたは昔のあなたではない。(補語)

例文②:This town is not what it was thirty years ago.
訳:この町は30年前(の町)とは違う。(補語)

例文③:My mother made me what I am today.
訳:母が私を今の私にした。→ 今の私があるのは母のおかげだ。(補語)

関係代名詞whatのその他の慣用表現としての使い方

関係代名詞whatのその他の慣用表現としての使い方

whatの関係代名詞用法というよりは、慣用句としてよく使われているものがいくつかあります。

  • what you (we) call / what is called : いわゆる
  • what is + 比較級:さらに~なことには

このような慣用表現です。
使い方の例文を見てみましょう。

例文①:He is what we call a musical genius.
訳:彼はいわゆる音楽の天才だ。

例文②:Tom is what is called a self-made man.
訳:彼はいわゆるたたき上げの成功者だ。

例文③:He lost his money, and what was worse, his health.
訳:彼はお金を失い、さらに悪いことには健康までも失った。

関係代名詞whatの使い方まとめ

関係代名詞のwhatって聞くと難しそうですが、パターンをしっかり理解していればわかりやすい表現ではないでしょうか。

英作文でも会話でも非常に役立つ英語表現ですし、使いこなせればあなたの英語力はワンランクアップして評価されること間違いありません。
是非辞書などで自分でも例文を参考にして、使い方を体得してみてください。